勝つことが僕の仕事
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Lance ArmstrongやMark Cavendishのような人気スター選手の世界では、彼は古典的な一般人のように見える。公の場ではいつもちょっと不機嫌そうで、暗くて憂鬱そうな顔つき。しかしAlessandro PetacchiはAle-jetとして、10年にも及ぶスプリントと勝利の歴史を背負っている。"いまだにハイレベルである"という確信と、他の選手の顔つきなど気にしない考えとともに、6年ぶりにTourに戻ってきた。
「なぜなら僕の仕事は自転車に乗ることではなくて、勝つことだからなんだ。そして僕は勝つためにTourにやって来た。Saronniはそのために僕を連れてきて、不運だったGiroの後に1ステージでも勝つことを期待していたんだ」

Petacchi、ミッション・コンプリートですね。
「素晴らしいスプリントができた。CavendishとFreireが落車したと教えられたけど、他にも倒すべき選手がたくさんいた。ここはTourで、Boonen以外のスプリンターが全員勢ぞろいしている。僕はあまりに早くから飛び出すという危険を冒した。風は向かい風で、道路は軽い上り基調だったから、失敗するかもと思った。でも、ライバルたちよりも先行する方がいいと考えたんだ」

スプリントでは何が起こったのですか?
「最後の1kmはまるで永遠に続くかのようだった。いつものような超高速のスプリントではなかった。Farrarとちょっと接触してしまって、チームメイトのHondoの後ろについていけなくなってしまった。それでHushovdにくっついて、後方から飛び出して、みんなをちょっと驚かせたんだ。追い越すことは厳しいとわかっていたけど、相当な脚力が必要だった」

36歳で予想外の勝利と言えるでしょうか?
「予想外ではなかったよ。僕はまだまだ戦えるってことを見せたんだ。Tour de Suissでは、ゴール前30mで落車が起こるという奇妙な展開になって1回ステージ優勝をしたけど、とにかく、僕は勝ったんだ。ここTourではスプリンターが勢ぞろいしていて、また別のスプリント勝負となるだろうから、様子を見よう。でも今日落車したCavendishや他の選手がいたら、僕が勝てたかどうかはわからないね」

4回のステージ優勝を果たした2003年と比べて、全体的状況はどれだけ変わっていますか?
「7年が過ぎて、勝つのはずっと難しくなった。チームはより組織的になり、みんながCipolliniや僕自身がやってきたことを真似するようになった。かつてのような勝利数を繰り返すのは簡単ではないだろうね。でもこの勝利は、なんて言ったかな、"僕の年齢では"、LampreのGalbuseraの信頼に応えて、まだ将来に希望が持てるようになったよ」

誰にこの勝利を捧げますか?
「息子(Alessandro junior)に。今朝、出走する前に電話で話したんだけど、僕に"がんばってね、パパ"って言ってくれたんだ。2歳なんだけど、そんな言葉をしゃべるのを聞いたのは初めてだったよ。とってもうれしくて、レースの間、長いこと息子のことを考えていたんだ」

レースの前は緊張しましたか?
「このレースではいつもとても緊張するよ。誰もブレーキをかけないのは、落車を見ればわかるよね。僕も緊張したよ。2004年以来のTour出場だったし、その時は落車でリタイアしたからね。もう忘れたと思ってたんだけどね。でもその時のことを思い出しちゃったよ。またTourに戻ってきてうれしいよ」

この勝利はGiroの不運を振り払いましたか?
「Giroの時に病気になって勝てなかったのは残念だよ。Giroは僕のキャリアを変えてくれたレースだからね。Tourでのこの勝利が埋め合わせになったよ。僕たちはスプリント勝負のためにとてもよく組織されたチームとして出場し、チームメイトたちは最高だ。勝利に値するチームだよ」

Tour開始前に、4月にPadova検察庁が行った(良くない結果が出た)強制捜査についても、PetacchiはGazzettaに対して答えている。
「気持ちは落ち着いているよ。新しいニュースは聞いていない。何もないと期待しているし信じている」

Luigi Perna/100705 La Gazzetta dello Sport
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by filippo_i09 | 2010-07-05 19:04 | Commenti(インタビュー)
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