Ale-Jet、サーカスの調教師に
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最近2年間はRe Leone(Cipollini)のスプリントを屈服させてきたAlessandro Petacchiは聖Stefanoの日(12/26)には、トラのTibetの調教を体験した。Tibetは4歳のホワイトタイガーだ。これはFirenzeのAmerican Circusで実現した。

「目の前に235kgの猛獣がいたけど、僕は落ち着いて檻に入った。ものすごく大きくてまるでタンスのようだったよ。調教師のFlavio Togniは、トラに近づくように僕に言ったんだ。近づくんだよ!彼はTibetを立たせるための鞭を僕に手渡し、その間ずっとTibetに命令を出しながら話しかけていた。僕たちはTibetをぐるりと散歩もさせたよ。
すばらしい経験だったね。檻に入る前に、常にトラと真正面に対し、絶対に背中を見せちゃいけない、とFlavioは説明してくれたんだ」


猛獣には絶対に背を向けてはいけない、常に目を見つめるというのは狩猟民族マサイ族の古くからの決まりごとだ。でも現実問題として猛獣と相対することになったら・・・
「檻を閉めて僕が入ったとき、トラが暴れないように祈ったよ。さもないととんでもないことになってしまうだろうからね。もちろん、外には飼育係たちが消火器を持って待機していた。消火器は万が一の場合にトラを驚かせて止めることのできる唯一の方法なんだそうだよ。でも消火器を使って鞭で威嚇しても、あの足でひっぱたかれたら、そして爪で引っかかれたらとんでもないことになるだろうね」

Petacchiはうれしそうで快活だ。
「出し物を始める前に、他のトラのいる檻を見に行ったんだ。3匹の子供のトラがいてね、すごくかわいかったんだよ。家につれて帰りたくなっちゃったぐらい。でもそんなことしてもどうしようもないよね。猫じゃないんだから。ただ遊んでるだけでもちょっと引っかかれたら傷がついちゃうよ。僕が思うに、絶対にトラはこの世で一番きれいな動物だね」

AlessandroにはTigre(トラ)という新しいあだ名をつけるのは簡単だが、本物のトラに対するのと、猛烈な下りコースを駆け下りるのと、Cipolliniのスプリントに対するのとではどれが興奮する?
「下りにもスプリントにももう十分慣れているけど、トラには慣れてないよ。冗談に聞こえるかもしれないけど、檻の中ではほんの一瞬でも気を抜けないんだ。自分の身を危険にさらすような動きはしないように注意深くしていないといけない。檻に入る前に、Flavio Togniはじっくりといろんなことを僕に説明してくれた。
でも実際にこんな猛獣にほんの50cmのところまで近づいてみると・・・、緊張感も気持ちの高ぶりも全然違うね。どれもまた格別だよ。やってみるだけのことはあるね」


とてもわくわくする経験だった。Firenzeでの冒険に一緒に参加したチームメイトのFrancesco Chicchiは語る。
「うん、でも最初は檻に入るなんて絶対にいやだったよ。でも納得して入ってみたら、すばらしいことだったよ」

最強のスプリンターPetacchiと2002年ZolderでのUnder 23の世界チャンピオンはとても仲がいい。
「ずっと前からサーカスに行きたいと思ってたんだ。子供の頃からね。本当に楽しんだよ。僕たち二人の両親と彼女たちも一緒だったんだよ。
さて、そろそろ自転車のことを考えないとね。僕とAlessandroは毎朝一緒に練習してるんだ。よっぽど天気が悪くない限りは1日も欠かさずね。彼はとってもすばらしい先生だから、昨シーズン惜しくも逃したプロ入り初勝利を、今度こそ彼にお返しをしなきゃね。
僕は調子がいいよ。体重を1kg減らしたから、今までに比べてずっとよく走れそうだ。Alessandroもすごくよさそうだね。見てるこっちが恐ろしくなるくらいの漕ぎっぷりで、ほっそりしていてかっこよくて、それでいて力強い。Sanremoと世界選手権というすばらしいモチヴェーションがあるからね」


ところで12/25には、Petacchiは最も信頼するアシストのお祝いに駆けつけた。新米パパになったばかりのMarco Veloを訪ねてBresciaに出かけたのだ。すっかり感動して、揺りかごの中の小さなRiccardoを見つめていた。
しかしすぐにまた、往復500kmの道のりを戻らなければならなかった。ちょっとしたことだが、大きな心遣いだ。Veloは言う。
「彼のようなキャプテンがいるということ、そして彼のような友だちがいることを僕はとても誇りに思う」

Claudio Ghisalberti/041228 La Gazzetta dello Sport
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by filippo_i09 | 2004-12-29 17:03 | Commenti(インタビュー)
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