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来年はクラシック・レースを目標に
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今季も25勝という最多勝を上げた”世界最速の男”Petacchi。公式戦28勝(クリテリウムでの3勝を含む)の中でも、Milano-Sanremoの勝利が最も輝かしいものだ。
来季は、Gianluigi Stanga率いる新生MilramでEric Zabelと新たなスタートを切るが、これからはクラシック・レースを目標に走る予定だ。
そのために、Petacchiは、北のクラシックのエキスパートであり、大親友のMichele Baltoriのもとでトレーニングをしている。
今季もすでにGiancarlo FerrettiがPro Tourのジャージを着たPetacchiをFrandreに参加させようとしていた。いまやそれ相応の時期が来たのだ。

「新たなタイトルを目指す必要性を感じているんだ。グラン・ツールのステージ優勝を重ねることだけで満足したくない。来年はまずはSanremoを目標にするつもりだけど、Tour de Frandreも同じ土俵の目標となるだろう。そしてHamburg, Paris-Tours, Gend-Wevelgemも目指したい。
Micheleは僕を助けてくれる。僕たちはお互いに遠く離れて住んでいるけど(PetacchiはMarina di Massaに、BartoliはMontecarlo di Luccaに住んでる)、彼がまだMapeiにいた時からの友だちなんだ。
僕たちはいつでも大事な時に連絡を取り合っている。彼はFrandreを何度も走っているし、Roubaix以外のベルギーのクラシック・レースで全部勝っている。彼の優勝データを見れば、どうやってスパートをかければいいのか、どのギアを使えばいいのか、他の選手が自分の前に出ようとした時や多くの不測の事態が発生した時にどう動けばいいのか、などなど、大いに参考になるだろう」


Petacchiにとってはまるでクラシック・レースのデビュー戦のようなものだ。実際は、これまで2回参加しているが、これといって特筆すべき思い出はほとんどない。
「最初にクラシックレースに出たのは、1997年、Reverberiでのことのはずだけど、レース開始後すぐにリタイアしてしまった。もう1回は2002年、Fassa Bortoloで。200km近く逃げたけど、集団につかまった後、リタイアしてしまった。だからベルギーの、特に石畳の道をどうやって進めばいいのかは知らないんだ。
Micheleはすばらしい才能を持っていた。彼のように軽い選手だけが石畳の小道で飛ぶように早く走ることができたんだろうね。
僕が失うものは何もない。うまく行くかどうか、そしてParis-Roubaixにも出る気になるかどうかはわからないけどね。みんなは、Paris-Roubaixはリスクを犯してでも出る価値があると言っていた」


一方、2004年、その親友のBartoliは北のクラシックでいい結果を残せずに引退したが、35歳のBartoliは語る。
「Alessandroは僕と同じ間違いを犯しちゃいけない。どうやら彼もやっとクラシックレースに挑戦する気になったみたいだね。僕もうれしいよ。Aleはきっとうまくやれるだろうから。
彼は理想的な体型だし、落ち着いてペダルを踏むし、すばらしい力を発揮する。このことは石畳のコースでいい結果を残すために役に立つはずだ。未知数だけど、クラシック・レースで彼に唯一欠けているのは経験だけだ。
というわけで、僕はうちで一緒に練習するように彼を招待したんだよ。Montecarloのそばにはベルギーよりもきつい箇所が2つ3つあるからね」


それにしてもZabelと一緒にどういう役割分担をするのだろうか?Petacchiは楽観的だ。
「敵対心なんてないよ。Erikは僕と一緒のチームで走れることにとても満足しているようだ。Sanremoで彼のような先導者がいるということは大変名誉ですごく安心なことだろう。もし彼が僕にアドバイスをくれるのなら、彼からもたくさん学ぶべきことがあるだろう」

Luigi Perna/051026 La Gazzetta dello Sport
by filippo_i09 | 2005-10-26 19:48 | Commenti(インタビュー)
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