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チームにとっても自分にとっても
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5月23日にはDe Vlaeminck, Maertens, Saronniの3人に並び、今や彼が戦後の帝王となった。この約60年間、誰一人として単一Giroで8勝できなかったのだから。
過去の記録保持者の一人、ベルギー人のFreddy Maertensは語る。
「今のPetacchiは本当に向かうところ敵なしだ。私が思うには、最高のコンディションのPetacchiは、最強の状態のCipolliniですら破るだろう。まだまだ力を持っているし、最高のスプリントを成し遂げられそうだからだ。
これからは3大ツールでの勝利をどんどん重ねていくことだけを考えればいいだろう。しかしUCIクラシックレースのことも考えるのなら、フィジカル的にも適しているSanremoでもRoubaixでも勝てるはずだ」


実はFassa Bortoloチームでは一息つこうとしていた。監督のFerretttiは言う。
「Polaではかなり苦しんだから、Milanoでの最終ステージに集中しようと昨夜は決めたんだ。そして今朝になってから、今日のステージの半ばで状況がどうなっているかを確認することにした。まぁ、実際のところはかなり早く決めていたんだけどね」

Petacchiもこれを認める。
「監督はPolaでの周回をかなり怖がっていたんだ。さらにみんなは僕たちに反対だったし、僕もその理由はわかっていた。でも僕の状況にブレーキをかけようとする人とは誰であっても戦うつもりだった。200kmもの長距離を牽引してくれると信頼できる選手がいるならば、僕はNoとは言えないよ。このGiroでチームメイトたちが成し遂げてきた苦労はすべて僕のせいだと感じていたから、彼らにこれ以上辛い思いをさせたくなかったんだ。だから、今日はステージ優勝を狙わず、休息日にすることに決めたんだ。
でもある時点で考え直して、監督の所に行って説明をした。そうしたら監督は『我々は君を勝たせたい』って答えたんだ。僕の体調はよかったし、自分のコンディションをごまかす気にはなれなかった。そして243kmを走った後、また新たなすばらし勝利を得ることができたんだよ」


しかしFassa Bortoloのトレインは1日中獅子奮迅の働きをしたが、終点のSan Vendemianoに着くまでは苦しみ、Petacchiが頑張らないといけなくなった。
「Tosattoはゴール後すごく怒ってたよ。1台のバイクのおかげでAcuq&Saponeの車列が僕たちに近づきやすくなってしまったからね。でも彼らは右側で僕たちは左側だったから、カーブを越えた後で僕たちはまた先頭を占めることができた。
とはいえ状況は複雑だった。僕の前にはOngaratoとVeloしかいなかったから、誰かが仕掛けてくるのを待ったんだ。ColomboとNauduzsがやってきた時には問題は解決したと思った。僕は自分がすばらしいスプリントをやってのけられると確信したから、Veloにおとなしくしているように言ったんだ。僕はNauduzsにぴったりくっついて、彼がゴール前180mでスパートをかけるのを確認した時に飛び出し、McEwenを押さえ込むのに成功した。みんなが僕たちのトレインを追い抜こうとしたけど、僕はライバルたちを利用したんだ」

「この8勝は僕と僕のチームメイトにとって名誉なことだよ。Giroでのこれらの勝利から考えると、一番強いのは僕だってことになる。Saronniとは違って、僕はGiroでここまでいい結果をそうそう残せないだろうということはよくわかっているよ。でも24年後に僕は記録を更新し、Giroの歴史に確かに名前を残すことになった。それも長い間であるといいんだけどね。
いや、CipolliniのGiro42勝という記録を破ろうとは思わないよ。Marioは20歳の時から勝ち続けていたけど、僕は28-29歳になってから勝ち始めたんだから。遅かれ早かれ誰かが僕を脅かすだろうけど、あと4-5年はこのレベルを維持していくように努めたい」


とはいえ、いつまでも勝利に酔っているよりも、これから先の新たな目標を明確にする方がいいだろう。今回のGiroで、スプリンターにとっての最後のチャンスのステージをPetacchiは確かに見据えている。
「今は最終ステージのMilanoでがんばりたいよ」

そしてTourがある。
「去年はもともとは予定になかったのに、Giroでの勝利の価値を確認するため、と監督に説得されて渋々参加したんだ。Tourでも僕はいつも速かったから4勝した。でも調子がよくなくて、それも回復しなかったからリタイアしたんだ。
今回はGiroとTourを目標にして準備してきた。おそらくそれほど疲労困憊せずにGiroを終えることができそうだから、これはいいことだよね。
そしてTourまでの間には、イタリアチャンピオンシップしかレースには参加しない予定だよ。今と同様、強い状態でフランスに行きたいね。もちろん、去年とは全く違う決意でTourに参加するつもりだよ」


そしてアテネ・オリンピックは?Giroでの最新の記録を金メダルと取り替える気はある?
「3ステージ分の勝利となら金メダルと取り替えてもいいけど、8勝というこの記録とは取り替える気はないよ」

Nino Minoliti/040525 La Gazzetta dello Sport
by filippo_i09 | 2004-05-25 19:13 | Commenti(インタビュー)
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