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二人三脚の勝利
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2002年の世界選手権で勝ったCipolliniの祝勝パーティでAnna Chiaraと知り合って以来、勝ち始めたPetacchi。
「今年は本当に2人で走っているんだ」

12/30の突然の結婚式から数週間後の1月末にこう言ったのだが、さらにAlessandroは加える。
「彼女と一緒にいることで僕はより責任感をもち、より冷静になり、より落ち着くようになった。僕は人間的にも成長したから、自転車選手としても成長できたんだ。頭角を現すまでに数年かかったのは、多分僕自身の性格によるものだろう。そして監督のFerrettiという素晴らしい人に出会い、たくさん勝てるようになったんだ」

プロ入り通算90勝、今年になってからもすでに12勝をあげている。Anna Chiaraが言う。
「Aleは勝つために食生活を変えて4kgも減量したけど、Sanremoは責め苦ではなかったわ。Nutellaとピーナッツとチーズを食べないように私が片付けたの。お湯さえも沸かせなかった私がコックさんに変ったのよ。とにかく彼も台所ではなかなかうまく調理するし、やることすべて完璧主義なの」

完璧主義の自転車選手は、記念すべきクラシックレースに勝った時、たくさんの人々に囲まれながら妻と抱き合い、真っ赤に泣きはらした目で表彰台に上がった。Petacchiは告白する。
「そう、僕はこういう風にわっと泣き出すのを待っていたんだ」

Anna Chiaraも言う。
「私もわかっていたわ。Aleは感情を爆発させる必要があったのよ」

そして彼はゴールで涙を流しながら叫んだ。
「でも僕は走りながらもすでに泣いていたんだよ。僕は監督に『今日は僕が勝ちますよ。チーム一丸となって』と言っている最中に感極まったんだ」

ゴールではFabio Sacchi, Marco Velo, Matteo Tosattoも泣いた。それは喜びと感謝の涙だった。そしてAlessandroは父親と一緒にも泣いた。2人は抱き合い、昨日よりも少し大きくなった息子は父親に向かって「すごい!」と叫んだ。父親に大きなプレゼントを与えたのだ。
一方Anna Chiaraは語る。
「でも今では私もまたうちのパパからのプレゼントを待っているの。私たちは市庁舎で結婚して、今年のGiro d'Italiaの後に教会で挙式する予定なの。でもパパは私が法律学の学位をちゃんと取らなければ、結婚式の祭壇には連れて行ってくれないと言うのよ。まだ試験が3つ残っているの。でもAleと知り合った時に、勉強の本は脇にどけちゃったの。だからこれからまた勉強をやりなおさなきゃ。そうじゃないとウェディング・ドレスを着られなくなっちゃうもの・・・。
Alessandroは彼のすばらしい人柄ですぐに私を虜にしたわ。彼と知り合う前、私はひどい経験をしたから男の人たちのことをひどく嫌ってたの。でも彼には真実の愛を感じたのよ」


遠征の時には数千kmも一緒に出かける2人は、猫やオウムに囲まれてMarina di MassaのVersiliaに住んでいる。
「Sanremoに勝ったら、Aleにとっても珍しいオウムを買ってあげるって約束したの。Ara Zacintoという種類で、なかなか見つからないと思うけど」
「ベルギーでなら見つかるよ。全身が僕の好きなブルーなんだよ。本当に素晴らしいオウムなんだよ」


Paolo Tomaselli/050320 Corriere della Sera
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by filippo_i09 | 2005-03-31 23:58 | Commenti(インタビュー)
次の目標は世界選手権
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監督のGiancarlo Ferretti, 妻のAnna Chiaraも同席のもと、Gazzetta dello Sport本社でPetacchiへのインタビューが行われた。

このインタビューのビデオはこちら(ブロードバンド対応・18分強)

— Petacchi, SanremoのVia Roma, ゴール前250m地点に戻りましょう。
「300m地点に戻ろうよ。Bettiniが先頭で、僕は彼の後ろについていた。彼は僕を振り切ろうとしていた。そして彼の右側にはQuickstepのチームメイトのBoonenがいた。その瞬間、『負ける』と思ったんだ。もっと短い距離で、たくさんのアシストにかこまれて、もっとスピードに乗っていたのに、もうすでに脚力が残っていなかった1年前のスプリントが目の前によぎった。
僕は一方、つまり左側に移動することに決めた。そしてポーカーのように一か八かに賭けたんだ。50mほどは躊躇したけど、右側のライバルたちを見ながら、彼らが僕の横に並んだ瞬間、飛び出した」


— 勝利を確信したのはいつですか?
「頭を上げたとき、ゴールまで150mの掲示板が見えた。そこからは入れ替わり立ち代り2つのことを考えていた。『多分やれるはずだ』『泣いてしまいそうだ』。Freireか他の誰かが突然飛び出してくるのを待っていたけれど、誰も来なかったんだ。
夜になってからテレビを見直してみたら、その瞬間すでに一歩抜きん出ていることがわかった。そして、もしもう少し早く飛び出していたら、自転車1台分ではなく、2台分か3台分の差をつけて勝っていただろうね」


— ゴール前1mの時とゴール後1mの時では、何が違ったのでしょうか?
「達成感だよ。子供の頃から憧れていたレースに勝つことは簡単なことじゃないんだ。上りゴールではないスプリント勝負を制することは、とても危険だし、決して軽視できないことなんだ。
すべてが起こる可能性があるんだ。実際にVeloはHondoと柵の間に押し込められっぱなしだったし、500m地点ではBettiniが僕を引き離そうとしたし、250m地点では200m地点まで躊躇してしまった」


— Sanremoでの勝利にもかかわらず、どうして今後の予定を見直さないのでしょうか?
「なぜなら、物事には、そしてレースには、自分自身の心の中でやる気にならないといけないものがあるからね。Sanremoに関しては、僕は去年の11月から十分に準備をしてきたから、やる気満々だった。ほとんど4ヶ月前からだよ。練習、犠牲、レース、すべてはVia Romaのゴールを目指していた。
Sanremo終了後は、なんだか心にぽっかり穴が開いた気分なんだ。これは当然のことだろうけどね。それに、再びレースに出て勝ちたいという気持ちがほとんど、いや、全くと言っていいほどなくなっている。Frandresは魅力的だし、興味もあるし、好きだけど、即席で準備できるものではないよ。たとえ今僕が絶好調で、Pro Tourのリーダーであったとしてもね」


— それで?
「Giro d'Italiaの前にAragonaとRomandiaに出て、世界選手権の前にVueltaに参加する。世界選手権に向けては、Sanremoの時と同じように準備するつもりだ。そしてMadridの世界選手権の1週間後にはParis-Toursがある。Sanremoを制した今では、世界チャンピオンのジャージを着てもう1つの偉大なクラシックレースに勝ちたいものだよ。FrandresとGent-Wevelgemの方が魅力的だけど、AmburgoとParis-Toursの方が僕に向いている」

— Petacchi, あなたはモーターなしで世界で一番早い人間なのに、自分ではスプリンターだとは思っていませんよね。一体どうしてでしょうか?
「僕は今まで1度もスプリンターだったことも、それ以下だったこともない。僕がスプリント勝負に勝ち始めたのは2000年からに過ぎない。僕はずっと進歩してきたし、スピードも身につけてきたけど、爆発的な力は欠けている。
今年はPoggioでアタックを仕掛けることもできた。僕は逃げるのが好きだ。それは生まれつき、本能的なものなんだ。でもそうしなかったのは、間違いだったろうから。僕はスプリント勝負に加わることによって勝つ可能性があったからだ」


— 一番恐れるスプリンターは?
「McEwenだよ。走路からやってきて、一瞬の判断力、脚力、勇気がある。決して間違えることなく、いつでもどこに行くべきかわかっている。いつも正しい瞬間に正しいポジションにいるんだ。ちょっとした隙を突いて必ず割り込んでくる」

— Cipolliniは?
「彼が走る限り、いつでも気をつけないといけない。38歳でありながらもVia Romaに彼はいた。
ついこの前のある朝、僕の家から1kmほどのところで偶然彼に会ったんだ。彼はPiepoliと一緒に練習していた。僕がFrandresとGent-Wevelgemに出るべきだと彼は語り始めたんだ。彼が僕のレースの予定を作成すればすむことなのに、とね。僕に一言もしゃべらせなかったんだ。だから僕は『Mario,もし君が黙ってくれないなら、僕は道を変えるよ』と言わざるを得なかった。そうしたらやっと黙ったんだ。
とにかく、Sanremoでの勝利の後、僕に対する彼の敬意は、とてもうれしいことだったよ」


— Fassa Bortoloのチームメイトに関しては?
「それぞれが役割を持っている。もちろん、日によって、調子によって、あるいは感じ方によって役割を交代することもある。僕の一番そばにいる人たちが一番信用ができるんだ。彼らは世界最強のトレインを形成することをやってのけた」

— いまや人々はあなたにより高い要求をするだろうことは知っていますか?
「僕はいつも責任を負ってきたし、今までのところそれはうまく行っている。シーズンごとにちょっとずつよくなっているし、より多くの勝利を重ねている。
でも勝つことは当然のことではないということをわかってほしい。僕がSanremoに勝てたのは、もちろん一生懸命練習したからではあるけれど、批判を受け止めたことと、幸運だったことも要因なんだ」


— 奥さんのAnna Chiaraはどれほど重要ですか?
「僕たちは2002年の年末に知り合って、それ以降、僕のキャリアはどんどんよくなっていった。Chiaraは僕に落ち着き、責任感、冷静さを与えてくれる。最初は同居人だったけど、今は結婚している。でも何にも変らないよ。小さいけどとっても強い絆で結ばれた家族を形成しているんだ。
練習やレースを除いては、僕はちょっと面倒くさがりやなんだよね。僕がやりたがらないことを彼女はやらせることができるんだ。たとえば、理学療法士のところに行くこととかね」


— Petacchi, あなたはGiro, Tour, Vueltaでステージ優勝をしています。これらのレースの違いは何でしょう?
「Giroが一番身近に感じるね。自分の国の道、自分の国のファンたち。Tourにはそれほど情熱は感じないけれど、世界のレベルを知ることのできるレースだ。Vueltaは僕は好きなんだけど、それはイタリア人のファンたちの熱さとフランス的走り方が融合しているからだよ」

— 一番尊敬している自転車選手は?
「格ではBugno, 力ではIndurain, そしてドイツ人でありながらも僕の憧れのレースで4回も勝っているZabel」

— 若い選手では誰が注目株でしょうか?
「Grilloは上りでもいい感じだね。Corioniは質が高い。Chicchiは純粋なスプリンターで、練習では僕はしょっちゅう彼に負けていたよ。でもレースではいつも最後にスタミナ切れになるのが欠点だね」

— Giroは誰が勝つと思いますか?
「もし去年のTourのコンディションでGiroを走るなら、Bassoだね。タイムトライアルではCunegoよりも強いから。それにSimoniも優勝候補だ」

— そしてあなた自身の今年のGiroはどうなるでしょう?
「5,6ステージは僕向きだね。7,8になればいいのだけど」

— スポーツ界で、誰と知り合いになりたいですか?
「Zidane」

— スポーツ選手以外では?
「俳優のMorgan Freeman」

— ドーピング問題について。血液検査を断ったサッカー選手がいますが、どう思いますか?
「僕たちは血液検査を受け入れているし、誰かが僕たちのために受け入れている、つまりそれは義務なんだ。誰にとっても検査は公平でなければいけない。自転車競技界はドーピング問題の標的になっていて、浄化と戦っているところだ。僕たち自転車選手もドーピングに対する戦いへ資金を捻出している」

— 状況は変るでしょうか?
「もちろん、大きなチームではね。でも小さなチームはなかなか・・・。愚か者はいつでもいるものだし」

Marco Pastonesi, Luisi Perna/050323 La Gazzetta dello Sport
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by filippo_i09 | 2005-03-24 23:23 | Commenti(インタビュー)
Tours de Frandresには参加せず
Milano-Sanremoの優勝でPro TourのリーダーとなったAlessandro Petacchiは、次のPro Tourの4/3のTour des Frandres、さらにその次のGend-Wevelgemにも参加しない。
昨日の午後、Fassa Bortoloの監督Giancarlo Ferrettiとの話し合いで決定された。Ferrettiの説明は以下の通り。

「最後までやりきろうという自信を感じることができなかった。特にFrandresのような要求の多いレースでは、情熱が欠かせない。その一方で、プレッシャーも大変なものだが、彼は今シーズンすでに大変なプレッシャーに晒されてきた。だから、今はゆっくりと休み、シーズン当初の予定通りに行こう、と彼に言ったんだ」

Giro d'Italiaへの準備としては、予定通り4/13~4/17のGiro d'Aragonaと4/26~5/1のGiro di Romandiaに参加する。

050322 Fassa Bortolo Sito Ufficiale
050323 La Gazzetta dello Sport
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by filippo_i09 | 2005-03-23 14:30 | Notizie(ニュース)
Fassa Bortolo監督Ferrettiへのインタビュー
監督歴33年、勝利数は通算757、"鉄の軍曹"と呼ばれる彼のような男ですら、Alessandro PetacchiのSanremoでの勝利に感動せずにはいられなかった。Via Romaでのゴールの後、63歳のGiancarlo Ferrettiの目には光るものがあり、心臓は高鳴っていた。Fassa Bortoloのキャプテン、そしてチーム全体のすばらしいパフォーマンスによってとても大きな喜びがもたらされた。そして監督にとっては、かなり長いブランクを経た後で再びSanremoの勝利を得たという満足感もあった。

「Sanremo終了後の夜はほとんど眠れなかった。あのきれいなビアンコブルー(青と白)のジャージを着たうちの選手たちが、私の目の前を隊列を組んで走り抜けていくさまが目の裏に焼きついて離れなかったんだ。
土曜日にはPetacchiだけでなくみんなが奇跡を起こしたんだ。Alessandroに対しては特別に感謝しないといけない。Gimondi以来、31年ぶりに私にSanremoでの勝利をもたらしてくれたんだから。彼にとっての私よりも、私にとって彼はとても必要だったんだ。他のすべてのレースに勝ちながらも、30年以上勝てなかったSanremoなのだから」


Ferrettiは厳しい人物だが、根っからの自転車競技界の人間なので、選手たちをどう扱うべきかよく知っている。ここ数年間で89勝をあげたPetacchiをこの特別な喜びに浸らせるため、しばらくそっとしておくことを望んだ。
しかし、次の予定が迫ってきている。Ale jetはいまやPro Tourのリーダーだ。彼自身も勝利後のインタビューで語っているように、新たなリーダーとして、新たな責任感を持ちながら新たな予定を考えるべきなのだ。
Alessandroはしばらく休養し、4/13-17のGiro d'Aragona、Giro di Romandiaを経てから、Giro d'Italiaに備える、というのが今シーズン初めに決定された予定だった。
しかし、いまや事情が変った。

「彼の今の調子からすると、4/3のTour des Frandresに参加しないのは惜しすぎることだ。私は『鉄は熱いうちに打て』、つまり『時機は逃すな』という考え方を持っている。今の彼は数年に1度あるかないかというほど、精神物理学的にも最高のレベルなんだ。
とはいえ、決めるのは彼だ。その気になるのは彼本人でないといけない。もちろん、もしFrandresに出ると言ったら、その準備には欠かせないTre Giorni di La Panneにも参加させるつもりだ。
とにかく、Alessandroはこのレースに出たいだろうと思う。そうなれば、Aragonaには出ないだろうから、全体的な予定は大して変らない。
しかし、Gent Wevelgemも含めて、本人の納得がいくことが大事だ。もし参加しないことに決めたら、しばらく休んで元々予定していたプログラムをこなせばよい。Alessandroは今季Sanremoを含めてすでに12勝もしている。とてもたくさん勝っているんだし、シーズンはまだまだ長いのだからね」


確かに、PetacchiをFiandreで見られたら、とてもわくわくすることだろう。しかしいずれにせよ、彼の決定が尊重されるはずだ。

Nino Minoliti/050322 La Gazzetta dello Sport
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by filippo_i09 | 2005-03-22 17:17 | Commenti(インタビュー)
3/19 UCI Pro Tour ランキング
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Milano-Sanremo終了後のUCI Pro Tourランキング。
Sanremoで初勝利のPetacchiが新たなリーダーとなった。

1 PETACCHI Alessandro (ITA) FASSA BORTOLO 93
2 FREIRE GOMEZ Oscar (ESP) RABOBANK 78
3 HONDO Danilo (GER) GEROLSTEINER 70
4 JULICH Bobby (USA) TEAM CSC 50
5 VALVERDE BELMONTE Alejandro (ESP) ILLES BALEARS 41
6 HUSHOVD Thor (NOR) CREDIT AGRICOLE 35
7 GUIDI Fabrizio (ITA) PHONAK HEARING SYSTEMS 35
8 ZABALLA GUTIERREZ Constantino (ESP) SAUNIER DUVAL - PRODIR 35
9 VOIGT Jens (GER) TEAM CSC 31
10 O'GRADY Stuart (AUS) COFIDIS, LE CREDIT PAR TELEPHONE 30
11 BROCHARD Laurent (FRA) BOUYGUES TELECOM 25
12 JAKSCHE Jörg (GER) LIBERTY SEGUROS - WÜRTH TEAM 25
13 PELLIZOTTI Franco (ITA) LIQUIGAS-BIANCHI 25
14 GILBERT Philippe (BEL) FRANÇAISE DES JEUX 20
15 HINCAPIE George (USA) DISCOVERY CHANNEL PRO CYCLING TEAM 20 16 VICIOSO ARCOS Angel (ESP) LIBERTY SEGUROS - WÜRTH TEAM 15
17 SCHLECK Frank (LUX) TEAM CSC 15
18 BOONEN Tom (BEL) QUICK STEP 12
19 ZBERG Marcus (SUI) GEROLSTEINER 10
20 EVANS Cadel (AUS) DAVITAMON-LOTTO 10
21 HALGAND Patrice (FRA) CREDIT AGRICOLE 5
22 GOMEZ MARCHANTE José Angel (ESP) SAUNIER DUVAL - PRODIR 5
23 MORI Manuele (ITA) SAUNIER DUVAL - PRODIR 1
24 KLIER Andreas (GER) T-MOBILE TEAM 1
25 REBELLIN Davide (ITA) GEROLSTEINER 1
26 REYNES MIMO Vicente (ESP) ILLES BALEARS 1
27 KNAVEN Servais (NED) QUICK STEP 1
28 CANCELLARA Fabian (SUI) FASSA BORTOLO 1
29 POSTHUMA Joost (NED) RABOBANK 1
29 SIMONI Gilberto (ITA) LAMPRE - CAFFITA 1
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by filippo_i09 | 2005-03-21 05:08 | UCI Classifica
歓喜の涙
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「勝っても負けてもSanremoは僕を変えはしないだろう」

かつてAlessandro Petacchiはそう言っていた。PetacchiはSanremoで勝ったが、Sanremoは彼を変えなかった。Sanremoで負けた1年前と同じように、Petacchiは涙にくれていた。たった364日前、それは疲れ、怒り、敗北の涙だった。今回は喜び、幸せ、勝利の涙だ。
ファン、ジャーナリスト、チームメイト、そしてライバルたちからも祝福を受けてもみくちゃになりながらも、彼は妻のAnna Chiaraを探した。Anna Chiaraを抱きしめて、やっと彼はSanremoに勝ったのだ。

スタートに至るまでが一番つらかったようだ。
「昨夜はつらかった。いつもなら僕は夜更かしなのに、昨日は早くベッドに入った。なんだかCipressaとPoggioのカーブの夢を見ていたようなんだよ。でも夢うつつの中でも『ほら、あきらめる前にもうちょっと、最後の力をふりしぼらなきゃ』と自分に言い聞かすことを繰り返していたんだ。そうこうしているうちにやっと眠れたんだ」

Sanremoで勝つためには、ほんのちょっとの幸運も必要だ。
「7時間もの間、全く間違いを犯さずに、進路を逸脱したり落車したりしないように気をつけながら、集中するんだ。
1年前は5人のアシストが一緒だったけど、今年はたった1人だったんだ。Ongaratoは序盤からかなり長く働いていた。Tosatto, Baldato, PetitoはCipressaの上りと下りで引っ張った。KirchenはCipressaとPoggioでアタックをつぶすストッパーだった。Veloは進路をふさがれてしまって、Sacchiしか残っていなかった。それで僕は前から2,3番目につけていたんだ。
ゴール前250m地点でBettiniが前にいた。彼の後ろにBoonenがついていなかったから、彼が動くことはわかっていた。その瞬間、僕は負けるんじゃないかと思った。去年のスプリントのことが、そして敗北のことが頭をよぎったんだ。
その時、ちょっと脇によけて他の選手たちが飛び出したとき、僕もペダルに力を入れて飛び出したんだ。全力で、死ぬ気で、でき得る限り。頭を上げたとき、150mの表示が見えた。その時にもうすでに勝てたような気がした」


実際に彼は勝った。
「自転車2,3台分も差をつけていたね。
僕は250km以上はもたないと言われることは、もういい加減うんざりだった。他の選手たちも、監督たちも、ジャーナリストたちも、とにかく全体的な雰囲気がそういう風に語っていたんだ。それに、2年前はParigi-Tourで僕は2位だったし、去年はSanremoで4位だった。
その批判に対して、Sanremoへの準備の方法を変えたわけではないよ。Sanremoで勝つために変えたんだ。たくさん勝っている時には、何かを変えることは怖いものなんだよ。
僕はモデル体系の自転車選手じゃないというのはわかっていた。決して痩せていなかったからね。2kg減量したんだ。今回は友人のGigettoの進言に耳を傾けたんだ」


PetacchiはこれでPro Tourのリーダージャージをゲットした。
「Sanremoは記念すべき5つのクラシックレースのうちの1つだ。僕は自分の限界を知っている。Paris-Tours, Amburgo, Gent-Webelgemを目標にすることはできるけど、Lombardiaは違うし、Roubaixは危険だ。すべてはできないよ。とにかく今は何より休まないと。

プロになってから最初の4年間はReverberiと走っていた。僕は若かった。肉体的には準備ができていたけど、精神的にはまだまだだったね。精神的にも成長するには数年かかった。そして、Ferrettiも必要だった。彼は僕のことを理解してくれるし、僕に落ち着きと信頼を与えてくれた。そして彼が僕に全幅の信頼を寄せてチームメイトに僕のアシストをさせるようになった時から、僕は勝ち始めたんだ。

Freire?多分進路をふさがれちゃったんじゃないかな。わからないけど、彼のスプリントは見ていない。

Bertaでは脚が棒のようになった。

120kmを過ぎた時にFerrettiのところに行って彼に言ったんだ。『監督、見ててください。今日は僕が勝ちますから』」


涙にくれるPetacchi、そして周りの人も泣かせるPetacchiをしばらく堪能しようではないか。

Marco Pastonesi/050320 La Gazzetta dello Sport
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by filippo_i09 | 2005-03-20 22:40 | Commenti(インタビュー)
夢がかなった
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念願のMilano-Sanremoを制した直後のコメント。

「夢がかなってMilano-Sanremoで優勝できた。これは僕のキャリアの評価を上げる勝利だけど、これからも他の大事なレースでの勝利で自分のキャリアを飾っていきたい。

ゴール前250m地点では負けることが怖かった。先頭のBettiniの後ろにぴったりと僕がついているのに彼が気づいた時、彼は僕を遠ざけるように動いたんだ。僕は数秒間待つだけの冷静さがあった。そして僕が飛び出した時には、他の選手たちも同時にスパートをかけ始めた。

僕は自分にはまだ十分足が残っていることがわかったから、150mで顔を上げたときには、やれるような気がしてきた。去年の結果に対する恐怖はもちろんあったから、今日が特別の日で、自分が勝てそうだということは本当に最後の最後にやっとわかったんだよ。

僕には250km以上の耐久力がないという君たちの誰かや僕の同僚たちの考えは、ただの間違った先入観だったということが、いまになってやっと断言できるよ。今日はほとんど300km近く走った後でのスプリントだったんだからね。

去年のSanremoでのスプリント敗戦に関する君たちの批評のおかげで、僕は何かを変えなきゃいけないということに気づいたんだよ。僕は今まで一度も痩せたことはなかったから、このことを自分に課したんだ。
一方去年は今年ほどSanremoレースの前に走っていなかった。去年のレース出場は9日に対して今年は20日だよ。

イタリア代表チームにとっても、この勝利は大事だと思う。僕はMadridの世界選手権のコースを走ってみたけど、かなり気に入ったよ。チームワークよくプレーすることが大切だろうし、代表チームは厳選されるべきだと思う。きっととても強いだろうし、スプリントへの準備は他の誰にもできないくらいうまくやってのけることだろう。

Zolderの時も、Cipolliniの予想通りすばらしいチームだった。Marioのような選手が代表チームにいてくれるなら、とてもうれしいことだよ。そうはいってももちろん、僕の最終アシストを彼にしてほしいとは思わない。彼が勝った時にも僕は最終アシストではなかったようにね。これは前から言っているようにチームワークの問題だ。1年中ある選手と一緒に走ってきて、その後パートナーを変えることは簡単なことじゃない。最後の数mは秒単位の同調が必要だし、多くの言葉は役に立たないんだ。とにかく、まだまだ時間はたっぷりあることだけどね」


050319 Fassa Bortolo Sito Ufficiale
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by filippo_i09 | 2005-03-20 15:32 | Commenti(インタビュー)
Milano-Sanremo優勝!
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今季12勝目、プロ入り通算92勝目は念願かなって第96回Milano-Sanremoの優勝で飾った。

1 Alessandro Petacchi (Ita) Fassa Bortolo 7.11.39 (40.866 km/h)

第一声:
「Giroの終了後に予定しているAnna Chiaraとの教会での結婚式に次いで、僕の人生の中で2番目に素敵な日ということになるだろう」

詳細到着順位表はこちら

コース紹介など詳細はMilano-Sanremo

Petacchiのこれまでの全勝利の記録
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by filippo_i09 | 2005-03-20 00:49 | Albo d'Oro(優勝記録)
Sanremo前夜を迎えて
Milano-Sanremoをいよいよ明日に控え、Alessandro Petacchiはホテルでの記者会見に応じた。

「どういう結果になろうとも、落ち着いていられると思う。この大一番のために、僕は可能な限りの最良なコンディションを目指して練習してきたから、おかしなことは何も起こらないと思う。Viale Romaでは、他の選手たちとともに優勝争いに参加するはずだ。

昨日(木曜日)、コースの最後の100kmを試走では、Cipiressaを2回、Poggioは1回走った。このコースでは上り同様重要な下りをしっかり研究し、ギアを試してみたんだ。
最終スプリント地点に到達した時、去年のことを思い出した。あのゴールラインは、永遠に続くかのような上り勾配なんだ。今年のエピローグは違う形だといいね。どうなるかはわからないけお、悲劇にならないことを祈るよ。
要するに、僕にとっては2回目の優勝争いというわけで、もし負けたとしてもいつものAlessandro Petacchiであることには変わりはないだろう。

ライバルたちはたくさんいるし、"いつもの"スプリンターたちのほかにも、必ず何かのアタックをかけてくるはずのValverde以外にも注意が必要だね。Bettiniのことも忘れてはいけない。Boonenのアシストをすると表明しているけどね。

自分のことに話を戻すと、今年は去年とは違ってもっと強いPetacchiとしてスタートするだろう。僕は体重を絞って上りにもだいぶよくなったおかげで、Vuerta Valencianaで総合優勝、Tirreno-Adriaticoで総合2位を獲れた。
これらもすべてはまさに去年のSanremoでの失敗の"おかげ"なんだよ。もし余計な数kgの体重がなければ、もっと疲れていない状態で最後のスプリントができたのに、という考えを念頭に置いた。だから、僕は痩せたかったんだ。そして今のところその選択は見事に的を射た結果を生んでいる。その上、この状態の方が自分に適している。Freireのような僕はオールラウンダーの方が好きなんだ。

責任感?当然のことながら、もちろん感じているよ。去年のGiro d'Italiaでもチーム全体が全幅の信頼を僕に寄せてくれた。そして僕は9ステージで勝ったんだ。

明日は走ることそのものよりもスタートラインに立つことの方が大変かもしれない。今晩はゆっくり休めるといいんだけどね」


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by filippo_i09 | 2005-03-19 12:27 | Commenti(インタビュー)
津波被災者への義捐金オークション
昨年年末の東南アジアでの大地震・津波災害者への義捐金を集めるためのオークションが3/24(木)まで開催されている。2004年Ateneオリンピックで活躍したイタリア人選手たちとともに、2004年Giro d'Italiaで9勝という歴史的記録をあげたPetacchiのPinarelloも出品中。
ちなみに3/17現在の価格はEUR 2.510,00。
詳細はebayまたはGazzettaの各サイトへ。
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by filippo_i09 | 2005-03-18 15:29 | Notizie(ニュース)