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Petacchi、帰国
Alessandro Petacchiは火曜日にイタリアに帰国し、膝の執刀医Dr.Spinelliによって、骨折した右手に手術が必要かどうか検査を受ける。
# by filippo_i09 | 2006-09-13 00:41 | Notizie(ニュース)
Petacchi右拳骨折、シーズン終了
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300m。自転車選手にとって、天国から地獄へ、喜びから苦しみへと変わるには充分なゴールラインまでの距離だ。
ゴール前150mで、Alessandro Petacchiは、スプリント勝負を制し、自分が天国へ戻りつつあるのを感じていた。5/8のNamurゴールでのGiro d'Italiaで落車、左膝蓋骨を骨折した時以来引きずっていた恐れと痛みの幻影を振り切りつつあった。

Vueltaでの最初の2週間、猛烈な暑さと疲労に悩まされながらも、力を蓄えてきた成果として、完全復活の勝利は目前だった。
昨日の朝の目覚めはとてもよかった。自転車選手の言うところの「とてもいい感じ」というものだ。そしてコースは最高だった。勝利の予感を感じた。再びAle-Jetに戻れる予感を。1人のカンピオーネとしてだけでなく、体力と精神力に支えられた精密機械としての予感だった。

Sacchi, Ongarato, Veloは不測の事態を避けるためにグループの先頭に陣取った。彼ら3人が集団の先頭にいる時には、そして彼らのエースの調子がいいとわかっている時には、他の選手は誰も逃げを打たない。世界選手権では最高の「防御」になるだろうが、しかしここはVueltaだ。

すべてがうまい方向に進んでいるように思えた。しかし勝利を祝うにはまだ300m残っていた。3kmもずっと直線コースが続いたのに、ゴール前150m地点に無用な小さな左カーブがあった。Lampre-Fonditalの若手Corioniが、自分のチームのエースDanilo Napolitanoを後方から発進させるために素晴らしい動きをした。
この2人が飛び出した時、やや左に向けて動かざるを得ず、CorioniはPetacchiがいたフェンス近くに寄って来た。AlessandroはCorioniを避けるために右手をハンドルから離し、ハンドルがNapolitanoの臀筋にぶつかり、Petacchiの後輪が持ち上がってしまった。

勝ったのはFörster、 Napolitanoは3位、Petacchiは12位に終わった。
ゴール後150mでPetacchiは自転車から降りた。夢に見ていたのとは正反対の気分だった。自転車を立てかけると、チームバスに向かって激しい拳骨を見舞わせた。Vueltaの担当医、次いで3台の救急車がやってきたが役に立たなかった。Alessandroは車で病院に行き、診断結果は「右手第5掌骨骨折」、つまり今シーズンは終了してしまった、ということだ。

Almeriaへ向かう飛行機の中では、Namur郊外のWepionのホテルの部屋で感じたのと同じ感情が戻ってきた。彼は、しばしば見せるとっつきにくい憂鬱と繊細な表情をこめながら告白した。

「実にくだらないことをしてしまった。怒りからというよりも仰天してやってしまったんだ。スプリントの時には転ぶんじゃないかと怖かったし、あの状況ではもっとひどいことも起こった可能性もあった。
今はまず何よりも、このVueltaを通していつものようにずっと僕を支えてくれたチームメイトたちに謝らないといけない。彼らはいつも僕のそばにいてくれたから、勝利という結果でお返しをしたかった。今日は最高の感触だったのに。

監督やすべてのチームスタッフたちにも許しを請わないといけない。本当に僕はバカだった。僕のことをみんながわかってくれるといいのだけど。僕のばかげた仕業のせいで、すべてをドブに捨てることになってしまった。まだMadridのゴールもあったし、満足のいく状態でVueltaを締めくくることができたかもしれないのに。まだあと1ヵ月レースをすることができたかもしれないのに。
それどころかもうすべてが終わってしまった。病院では骨折のダメージを最小限にしようと努力してくれた。うまく治るといいのだけど、イタリアに戻ったらすぐにもう一度検査を受けないといけないだろう。

それからもう一度初めからやりなおしだ。多分僕の大っ嫌いなローラーからね。どっちみち時間は過ぎていくが、いまだに自分が以前のような状態に戻れるのかどうか確信がない。これまでの努力、犠牲、準備をすべてドブに捨ててしまった。
膝はもう悪くはないが、まだ違和感は残っている。この状態と共存していく術を学ばないといけないね。
誰かに拳骨を食らわせなかったことが唯一の慰めだね。そんなことをしたらもってひどいことになっていただろうから」


最後に将来について簡単に言及した。
「Donoraticoで会いましょう」
つまり2007年のシーズンの開幕戦だ。

Claudio Ghisalberti/060911 La Gazzetta dello Sport
# by filippo_i09 | 2006-09-12 15:05 | Commenti(インタビュー)
15a etapa 終了後の総合成績各賞
Maillot Oro (総合首位): VALVERDE, Alejandro ESP CEI 58:48:23

Puntos (スプリントポイント賞): HUSHOVD, Thor NOR C.A 169

Montaña (山岳賞): CAUCCHIOLI, Pietro ITA C.A 81

Combinada (コンビナダ賞): VALVERDE, Alejandro ESP CEI 9
# by filippo_i09 | 2006-09-11 19:48 | Risultati(結果)
Vuelta a España 15a etapa の結果
15a etapa Motilla del Palancar - Factoría Ford (Almussafes), 182 Kms は平坦ステージ。
Petacchiは最終スプリントに参加し、復活の勝利か、と思われたのだが、LampreのNapolitanoに走路妨害され、同タイムの12位。
しかし、その後、Petacchiは主催者側に抗議に行ったが受け付けられず、怒りに任せてチームバスを拳骨でたたきつけたところ、拳を骨折。無念のリタイアという結果になってしまった。

1 FÖRSTER, Robert GER GST 4:24:55

12 PETACCHI, Alessandro ITA MRM +0:00

詳細到着順位はこちら
# by filippo_i09 | 2006-09-11 19:47 | Risultati(結果)
14a etapa 終了後の総合成績各賞
Maillot Oro (総合首位): VALVERDE, Alejandro ESP CEI 54:23:28

Puntos (スプリントポイント賞): HUSHOVD, Thor NOR C.A 155

Montaña (山岳賞): CAUCCHIOLI, Pietro ITA C.A 81

Combinada (コンビナダ賞): VALVERDE, Alejandro ESP CEI 8
# by filippo_i09 | 2006-09-09 23:32 | Risultati(結果)