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2005年の世界選手権は僕のためのコースだ。
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2005年9月25日Madridで開催される世界選手権。その下見のため、Alessandro Petacchiとイタリア代表監督のFranco Balleriniは午後のラッシュで混雑するスペインの首都の路上をたっぷり1時間走った。
Paseo della Castellanaので長々と信号待ちをさせられたり、Real MadridのホームBernabeuスタジアムをちらっと眺めたりしながらも、Ale JetとBalleriniは世界選手権のコースをしっかりと心に刻んだ。ガイドはMadridに5年間住んでいるオリンピック選手Giovanni Lombardi。彼もまた10ヵ月後の選手権のメンバーに呼ばれるに違いない。

この試走では、2001年のリスボンでの世界選手権以来、ずっとBalleriniと一緒にイタリアチームを率いてきたAlfredo Martiniも欠かすことはできなかった。イタリア代表チームのスーパーバイザーは、監督車に乗りながら、戦術やコースに関するメモをしきりに取っていた。
「体力を回復したり、追い抜き競争をするのに適している広い道幅だから、比較的容易なコースだ。だが、骨の折れるポイントもいくつかある」

Ale Jet Petacchiは居ても立ってもいられず、この冬の休養期間を使ってコースを試走することにしたのだった。
「(2002年にCipolliniが優勝した)Zolder大会のようにはいかないだろうけど、とにかく速い周回は、僕の特性にぴったりだと思う。来年の9月末には今と同じコンディションではないことをしっかりと考慮に入れないといけないけどね。今のような休養の時期には、すべての上りがMuro di Huy(Freccia Valloneの恐るべきスパート)のように感じられるものだよ。
世界選手権のためには周到な準備が必要なことは確かだから、この点からも僕はVueltaは完走するつもりだ。
ライバル?全体的なコースから言うとMcEwenよりもFreireやZabelかな」


前日の水曜日には霧のためにBallerini, PetacchiそしてMartiniはFirenzeの空港で足止めされてしまったが、彼らを迎えたMadridは、気温は9℃で小雨模様というまるでMilanoのような天候だった。

Ballerini談。
「話によるとMadridのコースはZolder 2とも呼ぶべきものだとのことだったが、実際は確かにスプリンター向けの選手権になるだろうが、なんと解説したらいいのか難しいところだ。ゴール前約10kmの最後の上りでは落ち着いて後ろにつけていないといけない。
本当に強い選手たちを選ぶことになるだろう。来年のコースは9人だけでレースをコントロールするのは難しそうだからね。しかし、イタリアについて言えば、それはただ選択の問題だということになるがね」


PetacchiとCipolliniのどちらに向いているか?
「今の段階ではAlessandroが有力だ。しかしCipolliniがどれほどのモチヴェーションを持ってくるかをシーズン通して様子を見る必要がある」

1周21,3kmを13周回、全長276,9kmのコースは、Plaza de Limaがスタートとゴール地点となっており、Madrid郊外には出ずに市内をひた走る。
「コースの最初にDehesa de la Villaの上りがある。一番きつそうなAvenida de Asturiasは400m続くから39x17のギアを使うだろうな。その後2回の容易な上りがある。ゴール前数kmでカーブがあって軽い下り勾配になっている。11のギアじゃダメだろうな。もし間違えたら道路の真ん中で立ち往生してしまいそうだ」

しかし、Petacchiにとってはそれは問題ではない。今年SaragozzaのもっときついゴールスプリントででFreireとZabelを振り切ったのだから。
「世界選手権は2005年の一番大きな目標だ。今年はAteneでのオリンピックを断念せざるを得なかった。そしてVeronaでの世界選手権の結果にはさらにがっかりしたもんだよ。今度は僕たちの番だ。スペイン人の本拠地に乗り込んで彼らを打ち負かす」

Luigi Perna/041203 La Gazzetta dello Sport
by filippo_i09 | 2004-12-03 20:59 | Commenti(インタビュー)
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