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Trofeo Puigへ向けて
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「スプリントにもストーリーがある。初めはよくなかったのにうまく終わることもあれば、初めはよかったのに結果がよくないこともあるし、最初っから最後までうまくいかないこともある。僕としては初めっから最後までうまくいくのが好きだけどね」

今のところスプリント勝負では3戦全勝だ。DonoraticoでのGP Costa degli Etruschiの最初の勝利はうまく始まりうまく終わった。2勝目 (Ruta del Solの第4ステージ) は始まりはよくなかったがうまく終わった。3勝目(Ruta del Solの第5ステージ) はまあまあの始まりでうまく終わった。
紳士的なスプリンターは、常にスプリンターとして、そして紳士として説明する。
「調子がいいから満足している。気分もいいし結果もついてきている」

力強くなったことについては練習の時に気づいていた。
「今までは、チームメイトは上りではいくつかカーブを曲がると僕を見失って、頂上で僕のことを待たなきゃいけなかった。でも今回は、僕はいつもFrigoとFlechaをちらちらと視界の中に入れながら上っていけて、彼らも頂上では僕のことを待つことはなく、ただ少しだけスピードを落とせばよかったんだ」

この改善を一番心配していたのは総監督のGiancarlo Ferrettiだ。
「大抵は上りに強くなればスプリントが弱くなるというのが公式だ」

ところが3勝目の後、FerrettiはPetacchiに電話し、彼なりの安心感を伝えた。
「運がいいことに、君はmaglia verde(Giroの山岳賞ジャージ)にはまだまだだが、maglia ciclamino(Giroのスプリント賞ジャージ)には値するね」

今日はスペインでTrofeo Puigに出場する。インフルエンザで倒れたValverdeは出ない。
「このレースは毎年コースが変わる。今回は2年前、僕が勝った時と同じだ。スタートから長い上りが続き、そのあと谷へと下る」

その他はすべて同じだ。
「同じ(チームの)シャツだ。Pro Tourの小さな紋章がついたけどね。自転車も同じ。中央部分の直径をほんの少し大きくして力を分散させただけだ。最終アシストも同じMarco Velo、ライバルも同じFreire, Zabel, Boonenだ」

Freireはすでに彼にお祝いを言っている。
「もし僕がこのまま行けば、大きなレースでも彼のライバルになるだろう、と僕に言ったんだよ」

Trofeo PuigもまたSanremoへの新たなワンステップだ。
「去年はCipressaとPoggioで脚を使い果たした後でのスプリントだった。まだ勝ちたいという気持ちがあった。たとえ今回勝ったとしてもまだ勝ちたいという気持ちが残っているはずだ。僕の目標は最後のスプリント勝負をするためにSanremoに行くことだ。そして勝つか負けるかは、それからだ」

Marco Pastonesi/050219 La Gazzetta dello Sport
by filippo_i09 | 2005-02-19 16:15 | Commenti(インタビュー)
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