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1-3で負け
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それは突然、地震のような衝撃でやってきた。最初は幸運を生かしてPetacchiを破った。2回目は向かい風をうまく計算に入れて勝った。3回目はすべて自力でやってのけた。スプリントの革命児はDaniele Bennatiという。
Vuelta Valencianaの最終ステージで、未来を予見する芸術と科学に満ちた町Arezzo出身のBennatiは、スプリントの王者との直接対決3-1で締めくくった。

昨日のステージでのスプリントは木曜日のVillarrealでの直線と同じだった。Petacchiはお手上げだった。Bennatiはゴール前100mで彼に近づき、ゴールの横断幕よりも前に完璧に彼を抜き去った。Ale-jetは先にペダルを漕ぐのをやめてしまったほどだ。そしてゴール後、スポーツマンらしくライバルと握手をした後、Bennatiはコメントした。
「感動している。このレースでは1勝できればいいと思って参加したが、3勝もできた。しかもPetacchiに対してだよ。最初のスプリント勝利で自信がつき、もう一度彼に勝てることがわかった。現時点ではおそらく彼よりも僕の方が少し強い、と言うことを恥ずかしくは感じないよ」

ところで、Lampre-Fontidalのチームバスに泥棒が入り、買ったばかりの携帯電話が入っていたBennatiのバッグが盗まれ、勝利に水をさされてしまった。
「勝ったことでみんなで気分を慰めるよ」

スプリンターの新星は、1週間でヒエラルキーをひっくり返した。ダークホースとして参加し、Petacchiの対抗馬となったのだ。
Alziraでの第1ステージでは、パンクの遅れを取り戻そうと疲労したPetacchiに勝った。そしてCalpeでのスパートでAle-jetに屈した。しかし、VillarrealとValenciaでは何の問題もなかった。Milramトレインの一糸乱れぬ動きも実を結ばなかった。昨日もVeloとZabelはゴール前200mまでうまくPetacchiを先導していたのだが。

Petacchiの敗者の弁。
「言うことはないよ。彼のスプリントは爆発的だった。僕は11日間に10日もレースに出て、疲れていたのかもしれない。特に最高速度に持っていくことができなかった。それに時々、去年のGiro d'Italiaで骨折した膝のおかげで、調整がうまくいかなかった」

BennatiとPetacchiの次の直接対決は3/24のMilano-Sanremoだ。Bennatiは今や自身に満ちている。Petacchiにはまた一人ライバルが増えたのだ。

Luisi Perna/070304 La Gazzetta dello Sport
by filippo_i09 | 2007-03-04 12:48 | Commenti(インタビュー)
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